元嫁の方で引っ越しが完了し、子供達も住み慣れた居を移した。
一番ネックに思っていた小学校の転向も無事に済んだようだ。
子供が来たときにそれとなく新しい小学校のことを聞いてみた。
「新しい友達は出来たか?」
「足は何番目に早くなった?」
「先生は男?女?怖そう?優しそう?」 などなど。
あまり質問ばかりでもうっとおしがられると思い、自然に話を盛り上げつつ聞いてみた。
結果としては新しい友達も多くでき、足や運動もクラスの中では上位に入ってたよりにされているよう。先生も優しいみたいだった。
こちらに気を使って嘘をついているとは…表情を見る限り思えない。今は言葉を信じて楽しく学校生活が送れていると信じることにした。
実際の面会は実家のジジババの家に一泊させ、妹夫婦とその子供達も来て、楽しく過ごすことが出来た。娘たちにはモールに行き、洋服と髪飾りを買ってやり、息子にもWiiUのソフトを買ってやった。
もので釣るのは良くないとは判っている。でも実際に「欲しい」と思うものを我慢させたくはない。通常の生活で我慢している分、自分のところに来たときは「わがまま」を聞いてもらえる。子供にストレスがあるなら、それを解放して受け入れてもらえる。そんな場所になりたいと思った。
楽しい時間はアッという間に過ぎ去った。
いつも帰りは辛いが、下の娘は「早くママに会いたいー!」なんてぬかす。これもこれで正直な気持ちだろう。我慢して陰で泣かれるより、よっぽど俺の気も楽だ。
また、いつも通り「困ったことがあったらすぐにパパに話なさい。絶対に助けてやるから」と息子に言い聞かせてお別れ。だんだんとこの面会も日常と化してきた。